2007年01月06日

昔の秋の山

わが村(町)から1km程のところに高さ280mくらいの山があります。山頂には氏神が祭られた神社があるのですが、春と秋の祭はここが舞台になります。この山には松ノ木がたくさんあります。
私の小さい頃は秋には「松茸山」としてずいぶん賑わいました。都会の方から松茸刈りの観光に来る人も多く、山のあちこちで、採れた松茸で「すき焼き」を食べてるグループをたくさん見受けたものです。

松茸は決して珍しい存在でなく、松茸山を営業している範囲外のところでは自由にいくらでも採ることができたので、秋はしょちゅう、松茸ごはんを食べたことを思い出します。山の道を歩いていている時にでも、道端に出ているのを見つけたくらいにたくさんありました。
それ以外には、「栗」です。栗の木もたくさんあったので、場所を覚えておいて、毎年その時期になると松茸と栗を採りに行ったことを思い出します。
秋は松茸ご飯と栗ご飯をかわるがわるに、といっていいくらいによく食べたものです。

そして、山では「野うさぎ」をよく見かけました。かわいい野うさぎの子供は手でも触れるくらいに近くに来たものです。うさぎが斜面を上るのは得意だが、下って降りるのが苦手であることはこの頃に知りました。
山鳩やキジもたくさんいました。キジのキーンキーンという鳴き声がいつも山の中にこだましていたことを思い出します。

でも、秋の山で嫌なことが1つありました。それは、「うるしの木」です。秋になると真っ赤の葉をつけた、うるしの木は山遊びでは一番厄介でした。近くを通っただけでもかぶれる子供がいたくらいで、触ろうものなら、1週間くらいは皮膚が真っ赤にかぶれて、熱がでて起きられなくなったものです。
唯一の嫌な思い出ですが、懐かしい思い出でもあります。

今は何もかも変わり果ててしまって、あるのは山の形だけです。あの昔の山の空気や風景はどこへ行ってしまったのでしょうか・・。

posted by てつ at 13:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 昔の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

田舎の秋の風景

昨日の「つるし柿」のBlogにコメントいただいた「ひでちゃん」さん、ありがとうございました。返信ができなかった(アドレスが?)ので、コメント欄にお礼を書いておきました。
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田舎では、もう田んぼの稲の刈り取りも終わり、秋の風景に満ちていますが、散歩をしながら、つくづく思います。”この風景もずいぶん昔とは変わったものだ”と。
この時期、昔なら田んぼに「はさ」というのが林立しました。「はさ」とは刈り取った稲を太陽で自然乾燥するために、干しておくところのことです。
いわば洗濯物の物干し、と同じです。それがいっぱいに並び、周辺は刈り取った稲の独特のにおいで充満していたものです。

今は、その「はさ」は何もありません。こめの稲穂の「もみ」の部分だけ取ったら後はそれを集めて、強制的に機械で乾燥する場所に運ぶだけというものです。刈り取ったあとには、細かく切られたもみの無い稲が一面に散乱しているだけ、という風情の無い、田舎の秋になりました。
それで、機械がすべてを処理してしまうため、今は刈り取り後の長い稲穂も残らないのですが、先日、ホームセンターで、その長い稲穂が380円で売っているのを見つけました。

驚きも驚きですが、本当にこれでいいのだろうか、という気がしました。
必要としている人があるから、こんなに高額で売ってるのでしょうが、片っ方では切り刻んで捨てているのですから。疑問に思うのは私だけではないと思うのですが・・。
posted by てつ at 06:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 昔の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

昔の醤油

昔、うちは「造り醤油屋」でした。真っ暗な醤油蔵の奥には背丈の3倍ほどもある大きな木の桶がいっぱい並んでいて、その桶の上に歩くための幅30cmくらいの板が渡してありました。その橋の上から「もろみ」を突いたりかき混ぜたりするためです。小さい頃、その橋の上から、恐る恐る中を見るのが好きでした。続きを読む
posted by てつ at 10:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 昔の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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